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モンサンミッシェル日帰り観光ツアー
フランス西海岸に浮かび「西洋の驚異」と称されるモンサンミッシェル。フランス世界遺産にも指定されているカトリックの巡礼地で、毎年世界中からの観光客を魅了しています。 エミトラベルでは、オリジナルの行程とアシスタントのおもてなしで、モンサンミッシェルの魅力を最大限にお伝えします。普通のフランス旅行ではなかなか体験できない、ノルマンディーの小さないなか村への立寄りや現地の方たちとの触れ合いもあります。
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ここではモンサンミッシェルのインフォメーション・歴史・グルメ・お土産・修道院・湾などについていろいろとご紹介します。旅の準備にお役立てください。
モン・サン・ミッシェル旅行の準備
モン・サン・ミッシェルの歴史
708年にアブランシュの司教だったオベール氏は、聖ミカエル(聖ミッシェル)のお告げを何度も夢で見たことから、モントンブ(昔のモンサンミッシェルの名前)に教会を建て始めました。
現地住民からは隔絶している場所だったため巡礼者に好まれ、あらゆる蔵書が増えていき、巡礼者から「本の町」
と呼ばれていました。
カトリックの巡礼者を受け入れるため、岩の一番高い所に建てられた最初の小さい教会は何度も改築を重ね、修道院となりました。そのときに、食堂(聖職者が食事をする場所)や寮(聖職者が寝る場所)などが作られました。増える巡礼者を受け入れるため、修道院の下に村ができ、木造の家が建設されました。
倒壊と火事が度重なり修復を重ねうちに、修道院の建築様式は多様になっていきます。
のちに、モンサンミッシェルは要塞としても使用されていました。
十四世紀に、イギリス軍に抵抗するため、強固な城壁を作りました。ノルマンディー王国は全土イギリスに侵略されましたが
、唯一モンサンミッシェルは30年間もの間侵略から逃れ得たのです。
十五世紀にはモンサンミッシェルの小島は刑務所として、数世紀にわたり革命家、罪を犯した僧、女性などが閉じ込められました。
約2万人がモンサンミッシェルに閉じ込められていたといわれています。
1863年に刑務所が閉鎖され、モンサンミッシェルの修復が始まり現在に至ります。
1874年に
歴史的建造物に登録され、1979年にはユネスコの世界遺産に登録されました。
今日も多くの観光客と巡礼者は増え続けています。
島にはレストランやお土産屋、美術館などがあ
り、イベントが定期的に開催されますます人気を高めています。
現在、住民としては30人のみですが、神秘的なモンサンミッシェルの歴史を体験しようと、毎年何百万人もの観光客が訪れます。
モンサンミッシェル湾
モンサンミッシェル湾は修道院と同時期にユネスコ世界遺産に登録されました。
自然に恵まれ、ヨーロッパで一番満潮時に潮位が高くなる場所でもあります。
干潮と満潮では海面の高さが15mも違います。
ブルターニュとノルマンディーの間、ラ・マンシュ(日本ではドーバー海峡として知られています)とい
う海峡を臨む湾に位置しています。
湾の中にはモンサンミッシェルと「トンブレーヌ」という小島が在ります。
多様な生物が生息し、鳥や海豹などがみられます。湾では天然牡蠣も見つかることもあります。
モンサンミッシェルの干潟は歩く事ができますが、ガイドとともに廻ることがお勧めです。砂のせいで毎年人々が足を取られ身動きが取れなくなり、救助されています。
長年の間に、湾の姿は大きく変わりました。
最初は船で渡っていましたが、後には、堤防で水をせき止めていました。2012年にモンサンミッシェルを昔のような海に囲まれた孤島に戻すための工事が行われ、2015年に対岸と島を結ぶ橋が完成しました。
モンサンミッシェルはその海に囲まれた景色ゆえに観光客からも絶大な人気を誇り、また地元住人にも愛されています。
一年中色々なイベントがあり、ジャズのフェスティバルとモンサンミッシェル干潟のハイキングは有名です。
モンサンミッシェルが特に好きな人には、モンサンミッシェルとその湾の歴史をつづった本をお勧めします。モンサンミッシェルで買える絵ハガキにも美しい写真が数多くあります。
また、年に数度ある大潮の日のモンサンミッシェルでは湾の違う一面を見ることができます。海面が上がり完全に海の中に浮かんでいるように見えるモンサンミッシェルは感動の絶景です。
街と城壁
1337年から1453年の英仏百年戦争では、イギリスの侵入を防ぐため要塞としても使われました。
大通り門と、跳ね橋と馬鍬で閉鎖できる王の門は、島の入口を守る2つの門です。アヴァンセ門は砲撃を防ぐため、のちに造られました。
階段をあがると城壁通路になっていて、119の騎士により要塞は守られていました。大天使ミカエルによる御加護のもと、モンサンミッシェルは1度もイギリス軍の手に渡ることはありませんでした。そしてこの難攻不落な神秘の要塞は評判になりました。
要塞の内側には、修道院とそのふもとに街があります。その中心は大通りで、多くのオーベルジュ、居酒屋、商店が並んでいて、メルヴェイユを見に訪れた巡礼者を出迎えていました。
多くの家がベルエポック時代に快適な石造りの家に建て直されましたが、古い木造建築の家も現存しています(アルカードの家、アーティーチョークの家)
モンサンミッシェルの名物料理
モンサンミッシェルに滞在するなら、ブルターニュとノルマンディー地方の料理を味わえる絶好の機会です。ブルターニュとノルマンディー地方の名物といえば、りんご、乳製品を使った商品、肉料理、海の幸です。では食欲をそそる名物料理をみていきましょう。
※コロナ流行以来、多くのレストランで人員が欠如しており、お料理提供時間が以前に比べ長くなっております。
モンサンミッシェルのレストランで昼食をお召し上がりになる場合、最低1時間半かかることが見込まれます。
オムレツ
ラ・メール・プラールのオムレツはモンサンミッシェルの名物です。スフレオムレツは、長い時間、空気を含むようにミックスすることで、柔らかくふわふわになります。味は様々で、中にはハムやマッシュルーム入りオムレツというのもあります。お皿には一般的にジャガイモまたはフライドポテトが添えられています。
プレ・サレの仔羊
プレ・サレの仔羊もまた、モンサンミッシェルの代表的な名物料理の1つです。1年に最低70日以上、海塩を多く含む塩田で飼育され、塩生植物を食べて育ちます。そして他に類を見ない霜降り肉ができあがります。ほのかにヘーゼルナッツの風味があります。 2002年からプレ・サレの仔羊はAOPラベル*によりその品質が保証されています。 *AOPラベル(保護原産地呼称)は、産品の原産地を保証するもので、飼育や生産法などの地域特性が産品に反映されるという考え方です。産品が該当する地域で正当に生産されたものであることを証明します。
ムール貝
モンサンミッシェル湾で養殖されたムール貝もぜひ味わっていただきたい地元料理です。7月から1月にかけて、多くのレストランがムール貝の白ワイン煮や、ムール貝のクリーム(ノルマンディー産)煮を提供します。ムール貝のクリーム煮は、グルメな方におすすめです。
ノルマンディーのりんごタルト
前述のとおり、りんごはノルマンディーの特産品の1つです。リンゴのタルトはモンサンミッシェルのレストランでよく提供されています。 ノルマンディーのりんごタルトは、生クリームとアーモンドプードルを混ぜたサブレの生地と一緒にりんごを焼き、カルバドス(お酒)で香り付けします。バニラアイスと一緒にお召し上がりください。
ガレット
ノルマンディーの隣にあるブルターニュから来た料理です。そば粉で作る薄い生地の上にハム、卵、チーズをのせます。 「クレープ」の塩味バージョンです。 ガレットのレシピ(弊社のインスタグラムに掲載がございます)
シードル りんご酒
15世紀のノルマンディーではぶどうの木のかわりに、りんごの木が植えられるようになりました。シードルはりんごから作ったスパークリングのお酒です。種類はdoux(優しい甘口)とbrut(きりっと辛口)と2つあります。シードルはフルーティーな味わいで、ガレットとの相性抜群です。
クレープ
卵と小麦粉でできた生地です。焼くときは丸い形にして、それから上に甘い材料をのせます。モンサンミッシェルの名物はもちろん、キャラメルがのっているクレープですね!砂糖やジャム、チョコレートをのせたクレープもぜひご賞味ください。
ラ・メール・プラール
メール・プラールの本名はアンヌ・ブティオ・プラールといい、1931 年にモンサンミッシェルで亡くなった有名なフランス料理人で得意料理は薪の火で調理された柔らかいふわふわオムレツでした。 モンサンミッシェルに入ると左側にラ・メール・プラールのレストランが見え、興味深い音も聞こえてきます。このメロディーはあの有名なオムレツを作るために卵を泡だて器で混ぜる音で、まるで「いらっしゃい」と言っているようです。さらにレストランの中に入るとオムレツを焼く暖炉の炎も感じることができるでしょう。 メール・プラールはエドゥアール・コロワイエというモンサンミッシェルの改修工事を担当したフランス人建築家の侍女であった為、モンサンミッシェル島内へ居住し、そこでヴィクトル・プラールと出会いました。2人はパリのサンフィリップドュルール教会で結婚した後、モンサンミッシェルでの宿屋経営を引き継ぐことを決め、観光客にこの地域の名産であるカルヴァドス、プレ・サレ、そして有名なオムレツをお腹を空かせた旅行者に提供することにしました。 モンサンミッシェルは次第に人気の旅行先になり、メール・プラールが提供するオムレツは口コミで広まってすぐに評判が高まりました。 メール・プラールのレストランは、今日モンサンミッシェルで最も人気のあるレストランの 1 つで、特にモンサンミッシェル名物となったオムレツはモンサンミッシェル近くの他のレストランでも提供されています。 そしてメール・プラールのビスケットもオムレツ同様有名で、なかでも最もよく知られているのは1888 年に作られたバターサブレです。現在はチョコレートやキャラメルなどほかの種類も数多くありモンサンミッシェルを訪れる多くの観光客を楽しませています。
お土産
キャラメル、塩、ビスケット、世界中で有名なモンサンミッシェルのお土産をもらうと皆さん喜ばれますよね。そこでモンサンミッシェルで人気のお土産を少し紹介させていただきます。
キャラメル
乳製品で有名なモンサンミッシェル・ノルマンディー地方の牛乳、バター、ゲランドの塩で作られたキャラメルはお土産に大人気です。絶妙な塩加減でとてもおいしいです。飴のようなキャラメル以外にも、瓶に入ったペーストのキャラメル(トーストやクレープ用)など様々なタイプのキャラメルが売られています。
ビスケット
モンサンミッシェルのお土産の大定番はメールプラールのクッキーです。バター、リンゴ、キャラメル、チョコレートなど種類豊富なビスケットを購入することができます。
ゲランドの塩
モンサンミッシェルからそう遠くないブルターニュ地方ゲランドは塩の産地で有名です。 ゲランドの塩は日本でもよく知られておりパッケージもステキなのでキッチンに置いてあってもとてもお洒落です。 塩自体は軽いのでお土産に最適です。
シードル/カルヴァドス
モンサンミッシェルがあるノルマンディー地方の特産品と言えばりんごです。シードルはりんごの発泡酒で優しいりんごの香りがして女性にも人気です。 カルヴァドスはシードルを蒸留したアルコール度数の高いのブランデーです。コニャック、アルマニャックと並ぶ「世界三大ブランデー」のひとつで、りんごの芳醇な香りと濃厚な味わいが特徴です。チーズやリンゴのデザート、クレープ、タルトなどによく合います。
セントジェームス
ボーダーシャツで有名なフレンチカジュアルの定番、セントジェームスは1889年モンサンミッシェルのあるノルマンディ地方で設立されました。海の暮らしから生まれたことを表現する"Né de la mer"の言葉、そしてブランドの象徴であるボーダーはフランスをイメージして作られています。
モンサンミッシェルのイベント情報
モンサンミッシェル湾マラソン
1997年から毎年5月の最終土曜、日曜に行われ るマラソンです。 10キロ 22キロ 53キロとコースが3つあります 。 2019年には、この素晴らしい環境のマラソンコースに、フランス人のみならず、世界中からの約5千人が参加しました。 新型コロナ流行による3年間開催されませんでしたが、2023年には開催が予定されています。
修道院 夜のショー
毎年、7月と8月、モンサンミッシェル修道院では音と光のショーが19時30分~深夜0時に開催されます。西のテラスから夕陽を鑑賞後、修道院付属教会~回廊~騎士の間~食堂へすすみ、幻想的な夜をお楽しみください。きっと素晴らしい思い出になるはずです。入場券は14ユーロ 7歳未満は無料です。(2022年10月現在※料金は変わることがあります。)
モンサンミッシェル コンサート
1年に数回、モンサンミッシェル修道院ではミュージックコンサートが開催されます。最も有名なイベントはヴィア・アエテルナ/Via Aeternaという音楽祭です。およそ200名のアーティスト、合唱隊、ミュージシャンがノルマンディーの有名な建造物であるモンサンミッシェル修道院、カンカルのクリスチャン・ディオールの館、アブランシュの旧種馬飼育場などでコンサートを行います。
モンサンミッシェル修道院 次回コンサート開催日程
-2022年10月16日11時 騎士の間 : « ある土地から別の土地へ… シャペルでの音楽の旅»
- 参考価格20€/お1人様
- 2022年10月16日12時 食堂 : « ハインリッヒ・イザークのモテト.グレゴリオ聖歌 »
参考価格20€/お1人様
- 2022年10月16日13時 騎士の間 : « エルフエーゴ » 参考価格20€/お1人様
- 2022年10月16日14時15分 食堂 : «サンシールのコーラス 犠牲者へ捧ぐ » 参考価格20€/お1人様
- 2022年10月16日14時15分 修道院付属教会 : « 空の賛歌 »
- 参考価格25€/お1人様
- 2022年10月16日15時 騎士の間 : « ポリフォニー オクシタン» 参考価格20€/お1人様
- 2022年10月16日16時30分 食堂 : « ハンガリー古典音楽とポピュラー音楽の交差 » 参考価格20€/お1人様
- 2022年10月16日16時30分 修道院付属教会 : «天国のささやき » 参考価格20€/お1人様
- 2022年10月16日14時15分 修道院付属教会 : « 回廊のコンサート » 参考価格25€/お1人様
モンサンミッシェルのホテル
せっかくモンサンミッシェルまで来たからには、この孤島の雰囲気を感じながらゆっくり宿泊してみるのはいかがですか。ホテルは、対岸と島内から選べます。
島内ホテルとは
中世の建物がそのまま残る島内エリアはムード抜群!メイン通りにはレストランやお土産屋が並びます。夜はライトアップされた参道や修道院を間近で鑑賞することが可能。モンサンミッシェル湾をゆっくりと見下ろしたい方、修道院の鐘の音で目覚めたい方は、島内ホテルへ!島内は世界遺産指定建築のため、エレベーターなどの設備はありません。島内移動およびホテル内はすべて階段をご利用いただきます。
対岸ホテルとは
モンサンミッシェルの全貌をゆっくりと眺められるのは対岸エリア!対岸には、スーパーやカフェ、レストランなども充実しています。便利で機能的な滞在がご希望の方は対岸ホテルへ!さらに、島内エリアの階段・坂道移動が苦手な方にも対岸宿泊をおすすめします。
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